|
糖尿病は、すい臓で作られるインスリンの作用不足により、慢性的に血液中のブドウ糖が増えた状態(高血糖)になる代謝疾患です。
インスリンはすい臓で作り出されるホルモンで、細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用することを助けています。インスリンの作用が低下すると、体はブドウ糖を利用できなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなります。これを高血糖といい、この状態が継続する病気が糖尿病です。
インスリンの作用不足には、すい臓のインスリンを作り出す(インスリン分泌)能力が低下してしまうことと、インスリンに対する細胞の感受性が悪くなることのふたつの原因があります。
では、糖尿病はどのように診断されるのでしょうか。 |
|
判定基準
|
|
1.朝食を食べる前の血糖値(早朝空腹時血糖値)が126mg/dL以上
2.糖負荷試験という検査(75gOGTT)の2時間値が200mg/dL以上
3.任意の時間に採血した血糖値(随時血糖値)が200mg/dL以上
上記のいずれかが該当する場合には糖尿病の疑いがあり、さらに詳しい検査が必要です。 |
|
|
|